206029 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ランちゃん健康倶楽部

ランちゃん健康倶楽部

髪の健康

毛髪は硬タンパクであるケラチンからできています。ケラチンタンパク質という点では皮膚と同じですが、含まれているアミノ酸の比率が異なり、毛髪はシスチンなど18種のアミノ酸から構成されています。これらのアミノ酸が幾重にもからみ合いながら結合して繊維状になっているのが毛髪で、健康な状態ではしなやかで弾むようなコシやハリがあります。

●毛表皮・毛皮質・毛髄質の3層構造
毛髪の最も外側にある毛表皮は、キューティクルとも呼ばれ、内側の毛皮質や毛髄質を保護したり、水分の蒸発を防ぐ働きをしています。キューティクルは薄い細胞がウロコ状に重なり合っているため、はがれやすく傷みやすい組織。また、その内側には毛髪の大部分を占める毛皮質があり、強くて吸湿性に優れていますが、アルカリに弱いという性質があります。さらに、最も内側にある毛髄質は細胞が繊維状にならずに積み重なるようにできていて、比較的柔らかい部分です。

●1本ごとに繰り返されるヘアサイクル
髪には1本1本に寿命があります。髪は毛根の根元にある毛乳頭でつくられ、やがて頭皮の外へ出ていきます。その伸びは1日平均0.3~0.4mmほどで、まず、数年間伸びが続く成長期に入ります。そして毛乳頭の働きが鈍る退行期を経て、ついには休止期に入ります。こうなると髪は抜けるのを待つ状態となり、洗髪などの際に自然に脱毛します。新しく誕生する1本1本の髪はこのサイクルで一生を終えるのです。

●エイジングで変化する髪質
髪にも肌と同じように、加齢による質的な変化が起こります。男女ともに20~30代をピークに、髪が細く少なくなる傾向がみられますが、これには頭皮全体の衰えが関係しているといわれています。加齢や体調不良などによって、毛細血管から毛乳頭に栄養が送られにくくなるからです。しかも毛根を支える頭皮の弾力が少しずつ失われ、髪を育む環境が悪化します。その結果、ヘアサイクルが乱れて髪の寿命が短くなるのです。

●コンディショナーで保湿を充分に
髪のケアはキューティクルを保護することから始まります。保湿効果の高いシャンプーで汚れをしっかりと落とし、コンディショナーを使用して髪に適度な水分と潤い分を補給します。さらに、フェイス ケアでいえばパックにあたるトリートメントをスペシャル ケアとして定期的に行い、キューティクルを守りましょう。

<洗う>
髪と地肌の汚れをすっきり落とすと同時に、毛髪にも適度な水分を保つことが必要です。しかも、髪の毛のいちばん外側を覆うキューティクルはとてもデリケートな組織ですから、洗浄力の強すぎるシャンプーを使用することで余計なダメージを与えないようにしたいもの。そのためにも、保湿効果が高く、汚れに応じた洗浄力のシャンプーを髪の状態やヘアスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
●ノーマルヘアのシャンプー
汚れや余分な皮脂を優しく落としながら、髪に必要な潤い分を失うことなく、しっとりと洗い上げるシャンプーを使いましょう。
●オイリーヘアのシャンプー
髪のベタつきが気になるときやジェルやムースなどのスタイリング剤を使用しているときには、過剰な皮脂やスタイリング剤をしっかり洗い流すシャンプーを選択しましょう。メントールなどを配合した ものなら、洗い上がりもさわやかです。
●ダメージヘアのシャンプー
潤いを逃さず、傷みがちな髪をトリートメントしながらマイルドに洗い上げる、コンディショニングタイプのシャンプーがおすすめです。保湿効果も高く、髪を優しく守ります。
●リンス イン シャンプー
シャンプーにリンス成分が配合されていますから、洗髪後のコンディショナーは不要。忙しいときの洗髪に便利です。普通のシャンプーと同じように洗い、十分にすすいでください。
●上手な洗い方とは
まず髪をブラッシングして、もつれをほどき、十分に濡らします。シャンプーは手のひらでよく泡立ててから使うと、髪や地肌に余計な負担をかけません。洗うときは爪を立てず、指の腹で地肌をマッサージするように、ていねいに。すすぎ残しのないように、しっかりとすすぎます。毎日シャンプーをする人は1度洗いを、1日おき以上の人は2度洗いを目安にしましょう。
■泡立ててから髪につけましょう
シャンプーは原液を直接髪に振りかけず、手のひらで軽く泡立ててから使うのが髪と地肌に優しい洗い方です。

<補う>
髪をきれいに洗い上げたら、必ずコンディショナーで整えましょう。コンディショナーは髪を柔軟にし、くし通りをよくしてスタイリングしやすくしてくれます。またパサつきや枝毛、切れ毛が気になる場合は、トリートメントによるスペシャルケアが必要です。トリートメントは髪に潤いを与え、キューティクルの状態を整えてくれますから、できれば定期的にお手入れに取り入れることをおすすめします。
●コンディショナーとその使い方
毛髪の乾燥やもつれ、静電気は、パサつきや枝毛、切れ毛などトラブルのもと。これらを防ぎ、髪にたっぷりと潤いを与えて地肌に適度な水分を保つのがコンディショナーの役割です。しなやかな髪に整え、スムーズなスタイリングを可能にするためにも、シャンプーとセットで使うようにしましょう。 洗髪後、髪の毛にまんべんなくゆきわたるように、指先で軽く、マッサージしながらなじませます。全体になじんだら、よく洗い流します。
●トリートメントとその使い方
ツヤやハリのない傷んだ髪に行うスペシャルケアがトリートメントです。潤いを与え、髪をしなやかに保つ成分がキューティクルを包み込み、しっとりとした髪に仕上げます。トリートメントを適量取り、薄くのばすように、まんべんなく髪と地肌になじませましょう。あくまでもスペシャルケアですから、毎日使う必要はありません。ただし、定期的な使用はダメージを事前に防ぎますから、週1回を目安にトリートメントすることをおすすめします。
■蒸しタオルを利用して
地肌よりも毛先に多めにつけ、蒸しタオルで髪を包んでしばらくおくと、コンディショニング成分が、髪になじみやすくなります。
<整える>
紫外線やドライヤーの熱風など、髪を乾燥させる要因はたくさんあります。自在にスタイリングができて、保湿効果の高いスタイリング剤を上手に使い、髪とヘアスタイルの美しさを長持ちさせましょう。
●フォームタイプのスタイリング剤
細かな泡が潤いを与えながら、自然な仕上がりを実現。エクストラ ホールドはハードなセット力で、湿気の多い日でもヘアスタイルを一日中キープします。
●ジェルタイプのスタイリング剤
ツヤのあるナチュラルな仕上がりです。エクストラ ホールドはヘアスタイルを一日中キープし、広がりやすい髪もコントロールします。
ジェルを前髪の根もとにつけて立ち上げる。
●ワックスタイプのスタイリング剤
髪を固めず、動きのある軽やかなスタイルに仕上げます。油分によるウェット感、ツヤ感を出したいときにもおすすめです。
●スプレー(ミスト)タイプのスタイリング剤
髪をしっかりとセットしたいときに使います。前髪やサイドの立ち上げ、カールの固定など、長時間にわたってスタイルをキープしたい場合や湿気の多い日に。



© Rakuten Group, Inc.